餃子の行方
中国製冷凍餃子の毒物混入騒ぎで、流通業界はもとより各関係官署の対応の遅れが指摘されているが、それよりも増して対中国外交の生ぬるさも見逃せない。今後への問題提起を含めて一文を敢えて呈したい。
中国の検疫当局がか公式発表した。餃子製造過程での故意による毒物混入はあり得ないと。
製造工場を精査したが、構造的に、機能的にも人為的な毒物の混入は考えられないとする見解である。
勿論、可能性について断定的なことは避けているが、責任の所在は中国側にないことを暗に主張している。聞きようによっては日本側に問題があるかのような意図さえ感じられる。
調査報告の記者会見でも調査の内容には大して触れず、観念的説明に終始して具体性に欠ける発言となっている。記者側もまた迎合するかのような質問で、核心に触れるような質問がなかった。お国柄で事前のチェックが厳しく作用しているとも考えられる。例えば、検疫当局は犯人を始めから個人に特定して可能性はないと主張している。確かに単独犯行説を採れば、衆人環視の中では難しかろうが、示し合わせた複数犯の犯行とするならば幾らでも可能となる。日本での記者会見であっては当然質問される場面であるが、質問はされていない。自由な発言の許されない国にあっては当然であろうが歯がゆい。
間もなくオリンピックが始まろうとしているので、このまま等閑にはされないだろうが、不信感が先に立つ。
もし、これがオリンピックがなっかったとするなら、恐らく今度の発表で全て終了。「我が方には何の落ち度も御座いませんでした」、「誰か我が国に敵意を持つものの仕業に違いない」、「日本にとやかく言われる覚えはない」、でけりが付けられただろうと思う。
今、当地の公安当局が捜査をしている模様だが、これとても何処まで信用出来るのか、何時、黒が白に変わるか知れたものでない。これとてもお国柄で日本としては為す術がないだろう。
これらを打開するものとして、日本の警察はあらゆる科学技術を駆使して、一日も早く証拠を見つけ出し、目の前に突き付けなくてはならない。日本の犯罪捜査分野での物質の微量分析技術は世界でもトップクラスにあって、信頼性の高いものであるので、是非活躍してもらいたい。これが唯一の頼りの綱かも知れない。捜査権の及ばない処の犯罪なので手足を縛られての活動を余儀なくされ、ご苦労は計り知れないものがあるだろが、国家の威信にかけて早急に解決の糸口を見つけ出して戴きたい。ウヤムヤにさせない為にも。
これが政治決着とやらでウヤムヤにされた時には、日本人は歯を食いしばってでも食糧自給の道を選ばなければならない。
ここまで我が国の農業を疲弊させてしまっては回復に手間暇が掛かるだろうが、自分たちが犯した罪なのだから覚悟を決めて掛かるよりしようがないだろう。
兎に角、中国産食料は買わないことにする。ボイコットではなく、飽くまでも食料自給の道を目指すことで。これからは飽食と無駄は許されない。
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