先ずはワーキングプアーを救え
国会の中継を見ていて歯がゆくなった。質問する方ももう少し考えた質問が出来ないものかと。
質問は、日本の労働力強化のため、ニートと言われている人達を何とか立ち直らせて、正業に就かせる工夫は無いのかという趣旨だった。
確かに、ニートの問題は考えなくてはならない問題ではあるが、それよりも先に手を打たなければならない問題がある筈だ。
それは、ワーキングプアーの救済である。
最近報じられるところによれば、生活保護を受ける者が100万人を超えたと言う。その一因として、よんどころなく生活保護のご厄介にならざるを得なくなった、所謂、働く意志と能力を持ちながらどうにもならなくなった、ワーキングプアーと称される人々の増加が考えられる。
ワーキングプアー発生の原因には種々あるだろうが、最も大きいのは、バブル崩壊による犠牲者達だ。リストラによる離職、再雇用の機会の減少、そして例え職を得たとしても、足元を見透かされての所得の低下という、屈辱的な環境に落ち込まざるを得なかった人々である。
リベンジだ、やれ再チャレンジの出来る社会を構築するのだと判ったようなことをおっしゃる先生方は大勢いるが、現実の今日現在、ワーキングプアーの谷間に落ちた人々を救出するのには何の役にも立たない。口先だけの論で、効果ある対策を打たなかったことで、心ならずも生活保護を受けなくてはならなくなった、人々の無念はいかばかりかとお察し申し上げる。下世話に、捨てる神あれば拾う神ありとも言う、逞しく機会を生かされることを祈念する。
行政による一日も早い温かく、実効ある施策が行われることを切望する。
一方、ニートの問題である。いずれは何とかしなくてはならないだろうが、当面静観して置いても良いのではなかろうか。
と言うのは、そもそもニートの発生を考えると、彼等は先ず、特段に喰うに困らない環境にあること、生活面で甘やかされたこと、それらによって働く事への意義や意識を身につけなかったこと、等が挙げられる。
この中で最も始末の悪いことは、働く意識や認識に欠けていることである。これまで生きてきた環境の中で労働についての教育、特に躾について欠落してしまった結果であるといえる。
これが、子供の頃であれば善導するのも可能であろうが、労働年齢に達しているような、大人になってしまってからでは手遅れだろうし、適切な手立ても急には浮かばない。意志も意欲もない者を無理に働かせても、先ずは戦力になるまい。戦後教育環境の不備の作り出した、社会の無駄と諦めるのも、一つの見方かも知れない。
したがって、当面食うに困らなければ放って置くより仕方がないだろう。冷たいようだが、何れ食えなくなった時に気が付くだろう。それからでも遅くはなさそうだ。
自覚させるのが一番だからである。チャレンジはそれからでも遅くはない。その時社会は彼等を喜んで支えなければならない。
Author: 頭九爺仙人
先ずはズウクジ・センニンとお読み下さい。
結構、カッコいいオジさん仙人です。
街で見かけたら声をお掛け下さい。
面白そうな話が聞けるかも。